makikori’s blog

再生可能エネルギー自給率380%、食料自給率120%を誇る秋田県鹿角市・小坂町。そんな「永続地帯」で活動するマキコリは、会員の薪棚を潤沢に埋めることを目的とする「薪活グループ」です。手入れのできなくなった山林や耕作放棄地、閉園するリンゴ園などから、支障木を伐らせてもらって薪を生産しています。会員は現在40名以上。「みんなでみんなの薪を集め、みんなで使う。できることを持ち寄って豊かな薪ライフを」がモットー。「薪わり道場」などのイベントを開催しています。

薪活はみんなでやると楽しい!

とある薪活日。

信州大学人文学部の茅野教授からマキコリの皆さんからお話を伺いたい、というありがたい依頼があり、さっそくメンバーに「茅野先生を囲む会を開催しますので、ご都合の良い方はご参集ください。」と声掛けしたところ。

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10人もの仲間たちが集まり、当初想定していた「囲む会」とは到底結びつかない、the薪活作業が始まりました。w

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というのも、今年の鹿角はとても雪解けが早い!!

もうすっかり雪が固くなり、ツボ足でも、ほとんど沈まないくらい雪が固くなってしまいました。現在、マキコリでは尾去沢にある不燃物投棄場敷地内の木を切らせてもらっていますが、雪があるから入れる場所や、雪があるから原木を土で汚さずに作業できるなど、雪がないと本当に困っちゃうのです。

なので、雪のあるうちに!あるうちにってなわけで、作業を急いでいます。

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茅野教授を囲みゆっくりお話したいのは山山ですが、先生にも作業員として働いてもらってしまう不届きぶりで、午前中はガンガン作業を進めました。

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この日、採れたのは4㎥くらいでしょうか。1家庭で使う薪1年分の半分くらい。11人で2時間半くらいの作業。まぁ、いいのではないでしょうか。?

 

この日、スペインから来ていたパブロさんも、作業に参加!

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薪活作業にはいろんな仕事があります。

伐採、枝おとし、枝捨て、玉切り、玉運び、積み、道具の手入れ、などなど様々あるのですが、パブロさんには、ひたすら重い薪を運ばせてしまって、ごめんなさい。

 

薪活はいろんな仕事を様々次々やることで、疲労を防ぐ効果があると思います。

同じ作業ばかりしていると、体が凝り固まりますが、上記の作業を順繰りやっていると、全身運動になって、そんなに疲労がたまりません。不思議ですが、同じ作業を繰り返すのは体の負担が大きいです。

というわけで、パブロさん、作業終わりころに、斧で楓の木を倒しました!

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楓=メープル!斧の切り口からメープル液がツーーーっと滴ってきて、みんなで舐めてみました。


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木を直接ペロリと舐める会長のワイルドさに触発されて、舐めてみる人。

そこじゃない傷から舐めたいから、また傷をつける人。

ほんのり甘くて、天然のメープルシロップに感動~~。

 

パブロさん、おまけでチェンソー体験も。

きっと木にチェンソーの刃が噛まれたり、枝の付け根を長く残したりするだろうな~と思って何も言わずにチェンソーを渡すと。チェンソーの刃が挟まれることもなく、きれいに切れていて、よく考えて正しい順番で枝を落としていました。考える人は何をやっても上手なんだなぁと思いました。

 

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「桜、蕾がたくさんついてるからお家で咲かせたいと思って」と。姿が可愛いのでパチリ!

 

みんなで作業すると、本当に楽しい。

 

みんなお腹ペコペコ。作業のあとは、毛馬内のマキコリ基地に移動してみんなでランチタイム。


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持参したお昼ご飯+たき火BBQ!八幡平ポークと桃豚の食べ比べ。いずれもうまいが、調理する人による、ということも良くわかりました。w
焼き加減や、塩を振るタイミングにこだわったお肉は、とにかく美味しい~!


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そして、こうして、同じ趣味を持った気の置けない仲間たちが集まって、楽しく高笑いしている時間が、何よりも幸福だなぁと、感じます。

よりよい、マキコリのあり方を、模索中。

参加しやすく、情報がきちんと流れるようにすることも、模索中。

だけど、何よりも、無理なく、続けることを大事にしていきます。

 

一日ご一緒した茅野先生がFacebookに投稿してくださったマキコリについて。

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昨日は鹿角市で薪生産にとりくむMAKIKORIの皆さんに会いに。伐採現場、拠点での薪割りに参加させていただき、一緒に作業しながらいろいろ話せて楽しみました。
この会の基本は、薪を介した仲間づくり。買ってくれる人(むろん会員に引き込む)向けの生産量をにらみながら、あくまで作業に関わるメンバーの自家消費用がメインで、その辺のよいバランスが時間とともに組み上がっていった様子がわかりました。ダイバーシティがあり、地域の信頼を得、自立したところがすばらしい。拠点もすごくクリエイティブな空間でした。
ひさびさの薪割りで、ちょっとだけ筋肉痛。
ありがとうございました。

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以上、マキコリの山本でした。どっこいしょ。