makikori’s blog

再生可能エネルギー自給率380%、食料自給率120%を誇る秋田県鹿角市・小坂町。そんな「永続地帯」で活動するマキコリは、会員の薪棚を潤沢に埋めることを目的とする「薪活グループ」です。手入れのできなくなった山林や耕作放棄地、閉園するリンゴ園などから、支障木を伐らせてもらって薪を生産しています。会員は現在40名以上。「みんなでみんなの薪を集め、みんなで使う。できることを持ち寄って豊かな薪ライフを」がモットー。「薪わり道場」などのイベントを開催しています。

薪わり道場vol.4

02/02/09ー薪わり道場vol.4を開催しました!

 

今回は農文協さんの季刊雑誌「うかたま」さんから声をかけていただいたのが開催のきっかけになりました。

 

気がつけば薪わり道場は、毎回、外部からの「イベントはありませんか?」という声に応えて開催していて、いつも先にお客様がいました。そして、その期待に応えておもてなしをしてくれる会員も、いつもいる、という奇跡的な運営になっていて、とても良い形に仕上がっているなぁと感じます。

 

告知がたったの1週間だったにもかかわらず、会員10名、一般10名の総勢20人が参加してくれて、みんなで楽しみました!

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年齢は1歳から65歳まで。

老若男女が一緒に遊んで一緒に食べて、お互いを見て助けあって手伝って。

 

終始わきあいあい。

 

まずは、本日の師範の薪割りをご覧ください。

①振り上げる

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②振り下ろす

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③割る

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はい、拍手ーーー。

これから薪割りにチャレンジしたいと思っている方は、この見事な膝の使い方を、よく参考にしてください。

安全かつダイレクトに薪にインパクトを与える素晴らしい見本です。

 

今回の参加者みなさんも、師範に教わりながら、徐々に狙ったところに斧が当たるようになってきましたー。

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やっぱ薪わりは女子。絵になっちゃう。

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スパン。
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上手ですねーー!

 

今回、体の半分が優しさでできているマキコリ会長の黒沢さんが準備してくれた「白樺」が大ヒット。割り易くて女子でも薪割りを楽しめる優れものの木!

おかげでとっても充実した薪わり道場となりました。

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かわいい。

 

しかーし、道場の醍醐味は、割るだけじゃーない。

 

焚き火に当たってマシュマロを焼く女子や

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小腹が減ったとウインナーやタンポを焼く親子や

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マキコリ定番の焼き芋と焼きリンゴは、焚き火の守り神がいてこそ。激うまでした。

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ありがとう。

 

さて、食べ物にも目もくれず、こちらの少年。

最初は薪を割ることが出来なくて、竹の焚き付けを「パンっ、パンっ」と作っていたのに、工夫とタイミングと思い切りで徐々に、薪を、小さな斧で割れるようになりましたー!

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この斧で割るのは大人でも至難の技!!

すごいよー。

 

帰る頃には「また来る!!」と張り切っていて、マキコリメンバーも嬉しくなりました。

 

そしてなんと。次の週末に本当に遊びに来てくれましたー。

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良い経験になるね、とご両親も喜んでくださり、ご両親はBBQを楽しむという、マキコリ基地をレジャーの場所として活用してくれています。嬉しいなぁ。

 

 

今年はとても雪が少なくて、冬の開催も楽勝!と思っていたけれど、イベントの2日前からどか雪が降り、予定外に除雪からの準備でした。

当日の朝急にヘルプを出す事務局山本の不届きぶりを戒める方もなく、率先して「準備からいくよ〜」と手伝ってくださる仲間たち。

 

ありがたすぎて、愛しています。

 

今回も大盛況、大成功!

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写真を撮るよと言っても割り続けるboy。最高!

 

 

 

 

 

 

放課後チャレンジ広場「焼き芋・焼きリンゴ」

2019/10/28(木)

八幡平小学校の子どもたちを対象に、八幡平市民センターが主催する「放課後チャレンジ広場」で焚き火遊びをしてきましたー!

 

焼きリンゴと焼き芋を作って、放課後のおなかペコペコちびっこギャングたちの心を満たそうという企画です。

 

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とっても寒い日だったけど、子どもたちは風の子。広々としたところで、自由に遊ぶのが一番。市民センターに勤務していたときに、最後に作った「放課後チャレンジ広場」という企画。

やってみてわかったのは、多くを準備や段取りせず、子どもたちがやりたいようにやるのが、お互いに心地よいということ。
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大人も、芋の美味しさにうっとり❤️
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お疲れ様でした〜

MAKIKORI信州ツアー(後編)

ステキな別荘で優雅な朝食をいただき

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記念撮影をして。

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いざ松本城へ。

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約束の「四賀の里 錦織 開所式」の時間が刻々と迫る中、城女子は博物館へダッシュ!!!

とにかくスタンプをGETし、四賀の里へー!

 

開所式に少し遅刻するという不届きぶりでマキコリメンバー参戦。開所式が滞りなく閉会すると、いざ、「薪わり道場in四賀」が開幕。

(開所式についてはこちら

http://www.enet-matsumoto.net/event/index.php#anc_152)

 

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マキコリメンバーが紹介されて「じゃ、道場お願いします!」という振りからの…。

 

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いつもの光景ですねー。玄人のがんがん割り。
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周りで薪割らないどころか、マシュマロ焼く人。
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楽しく餅を頬ばる人。

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一方…「城女子、マキコリ歴3年目にして初めて薪を割る!」の巻。

 

そう、薪わり道場の醍醐味はこれなんです。薪割りしてもしなくてもいいし、薪を割っている場所でみんなが心地よく過ごしている、という光景。もう、これが、薪わり道場なんですよねー。

薪活の辛さって、他人と共有しないことで起こると思うのです。一人でやるから疲れちゃう。一人でやるから独り占めしたくなる。

 

だけどこうして、薪割りしている周りで、いろんな楽しいことをしている仲間がいたら、同じ辛い作業がきっと、楽しい作業に変わると思うし、みんなで分け合って暮らしたいと思っちゃいます。

 

ただ、大事なことは。マキコリが開催する薪割道場は、お客様を大切にしています。初心者の方には割りやすい長さや割りやすい樹種を選んで運びます。

「割れた!」という喜びから、少しずつ難易度を上げていくと、玄人のすごさがヒシヒシと伝わり、また薪割りの魅力に取り憑かれ、ハマっていくでしょう。

 

そうこうしているうちに何が起こったのか、力自慢の男衆が何やら群がっている、と思ったら中央で笑顔振りまく、通称「マキラ」。笑

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スタックしたフォークリフトの救出作業。
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とにかく頑張る。

もう、四賀の青年会員にしか見えない。

あなた、ホンモノのいい人だったのね。

 

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私が子どもを連れて行けたのも、ホンモノのいい人たちのおかげだったなぁと。見守り、至る所で可愛がってもらえて、わが子は本当に幸せだと思います。ありがとうございます。

 

さて。

いよいよ、本当に、出番でございます。

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「マキコリから学ぶ」と題されたドキドキのシュチュエーションで、私がお話ししたことは。

 

・私と長野の不思議なご縁

・マキコリの誕生経緯

・マキコリについて

・マキコリのダイバーシティについて

 

がメインです。

この詳細については、それぞれblogにしていきたいと思います!

 

長野とのご縁の一つに、上田市民エネルギーの藤川まゆみさんとのご縁があります。

この日はお仕事で来られないと仰っていた藤川さんが、急遽調整してきてくださいました。

感慨深かったです。

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嬉しい。

 

資源エネ庁の取り組み*グリーンパワープロジェクト*の中に「まちエネ大学」という、再エネ導入のための人材育成をする勉強会がありました。このまちエネ大学を2015、2016の2年間鹿角で開催することができて、この2年目に講師としてきてくださったのが上田市の藤川さん。

藤川さんは「相乗りくんhttp://eneshift.org/ainorikun.html」について紹介してくださいました。各地の事例紹介をしてくださるコンサルや大学の先生方から聞くお話も良いですが、プレイヤー本人から聞く話は生生しさが違いました。

藤川さんは、本当におごることなく、自分が「できないこと」をよく理解していらっしゃいました。藤川さんは本当に賢いし本質を見抜いた思考をお持ちでいらっしゃいますが、人には得て不得手が必ずあるから、できないことはできる人にお願いしちゃっていいんだよ。

というメッセージを私にくれました。

藤川さんの周りには、次々とできないことを補ってくれる人が集まって、難しいと思うこともどんどん進めることができたと話してくれました。

「だから、あなたにもできるよ」って背中を押してもらった気がしています。

 

そんな藤川さんにまたお会いできるとは。自分の幸運を疑わずにはいられませんでした。

 

13:00ー16:00という長丁場の講演会とパネルディスカッションの間、ずっと自ら「寝る」と決めて寝倒した娘。

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講演会が始まるや否や、ネックウォーマーを目隠しにして寝始める…講演をしながら癒されました。

そのうち、通る人通る人が、自分のコートや膝掛けを代わる代わる掛けて行ってくださり、最終的にはこのように、みのむし仕様に仕上がりました。笑

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長野の方はどうやら秋田人より寒さに強いみたいですねー。秋田人からすると、完全に暖房必須な温度でも皆さんケロッとしていらっしゃる。寒い所に住んでる人は、寒い寒いって言って、暖めることが実は誰よりも好きなのかもしれない。寒いところで生きていると「暖」は死活問題だからかな?

 

講演会が無事終了して、みなさんとお別れ。どこに行っても話題になるのは、キャンピングカー。

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本当に楽しい旅をありがとうございました。

f:id:yamamotoyumi18:20200126094048j:imageディズニーはおまおまけ。

 

MAKIKORI信州ツアー(前編)

 

MAKIKORIのメンバー4名プラス私の娘の合計5名で、メンバー所有のラグジュアリーなキャンピングカーをチャーターし、いざ!!!信州は長野県松本市へーー。

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鹿角ー松本=721km

片道約9時間の道のりでしたが、運転手以外の体感時間はだいたい「4時間」(笑)、快適すぎる乗り心地に、福島あたりから完全にワープした感じ。(zzz)

気が付いたら目の前に「道の駅たてしな」という看板が♡

 

少し休憩してから道の駅南アルプスに移動し、美味しい焼きたてパンを朝食に。焼きたて熱々クロワッサン🥐が3個まで試食OKという太っ腹な道の駅でしたー!

地元の人がクロワッサンを予約して大量に買って行く姿を見て、地元に愛される駅であることって超大事、と思いました。

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f:id:yamamotoyumi18:20191210234443j:image全力もぐもぐ

 

 

さて、今回の長野行きの経緯は。

 

信州大学の茅野教授が理事を務める「自然エネルギー信州ネット」がコーディネートした「四賀の里「錦織」(にしごり)開所式」という晴れの舞台に、ゲストとして(!)お招きいただいたのでした。

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このチラシを見て急に足がすくんだのは言うまでもありません。

「マキコリから学ぶ」と書かれているプレッシャーに押しつぶされそうになり、「マキコリ学ぶ」に変えてもらえないかなぁーなんて逃げの姿勢になったりしながら、聴衆が学べるポイント収集や、お客様が欲しい素材集めに試行錯誤。

 

ご依頼くださった茅野先生とMAKIKORIはとても仲良くさせていただいており、先生も活動に参加してくれたことがあります。そのときの記事はこちら。

 

先生が参加したときに残してくださったMAKIKORIについての感想。

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この会の基本は、薪を介した仲間づくり。

買ってくれる人(むろん会員に引き込む)向けの生産量をにらみながら、あくまで作業に関わるメンバーの自家消費用がメインで、その辺のよいバランスが時間とともに組み上がっていった様子がわかりました。

ダイバーシティがあり、地域の信頼を得、自立したところがすばらしい。

拠点もすごくクリエイティブな空間でした。

 

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MAKIKORIをよく感じて、捉えてくださり、こんなに短文にまとめてしまうなんて、さすが博士。私がこの短文について説明をすると、3日はかかります。

 

いずれ、この「先生が感じたMAKIKORI」について、「四賀の里  錦織」という新しい拠点を創造する皆様向けにお話しする、というミッションをいただいたのでした。

 

とはいえ、まずは、観光。高遠城址の美しい街並みにため息。

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旅を共にした大切な仲間に「歴女」がおり、100名城スタンプラリーに(最近)チャレンジを初めて、今回は高遠城松本城に行くことになりました。城と言うか…スタンプのある博物館目指してる感が明らかに強め(笑)  そういう彼女が大好きなのです。

 

たまたま開催されていた新そば祭りで美味しい高遠そばをいただきましたー。

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腹ごしらえの後は、茅野先生と合流してDLDの視察に。

薪の宅配サービスで成功しているのは、日本でDLDだけと聞いていたので、水面下で薪宅配の野望を抱えるMAKIKORIとしては、ここを視察しない手はなかったのです。

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長野では薪の樹種は「松」!まずここに度肝を抜かれました。深刻な松枯れ被害対策もあり、松の薪利用は長野に古くから文化としてあるそう。東北は広葉樹を焚くことをステイタスとする文化が根付いているので、松というと、ストーブを壊すとかタールが多くて煙突を壊すとか、煙が黒いとかいろいろマイナスイメージが先行し、なかなか利用に至りませんでしたが、きちんと乾燥してさえいれば、樹種なんてほぼほぼこだわる必要がないということがわかりました。

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DLDの社長小平(コノヒラ)さんは農学博士で、薪のカロリーについて興味深いお話をしてくれました。

 

薪の質量に対するカロリーは一定なので樹種に寄らない。

一度に燃料としてくべる薪のカロリーは、同じ時間に投入するファンヒーターなどの灯油のカロリーの約2倍なので、燃料を贅沢に使う薪生活は当然暖かく、燃料価格は2倍が妥当。

そのくらいカロリーを燃やしてるしてるんだから贅沢なんだ、とのこと。

なるほど。

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実は今年から10畳の居間にDIYで薪ストーブ(ホンマ製作所のステンレス時計型)を導入した我が家は、薪のあったかさに正直、慄いています。あついあついと聞いてはいたものの、本当にあつい!!w 

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うちの場合、10畳だけなので、薪2本でポカポカ。この部屋でコタツに入らず足の指先まで暖かくなった経験は、嫁いで15年で初。

しかも火は、明らかに家族の緊張をほぐしていて、みんなが緩〜く心も体も開いているのを感じます。

 

この暖かさを体験した人は、他の燃料に浮気できない理由がわかりました。薪、すごい。火は見てて全然飽きないしね。

 

さて。DLDでの学びのもう一つは、薪のルート販売について。

11月〜4月の6カ月間基本料金をいただきながら、お客様のお宅を定期的に巡回し、棚から減っている分の薪を補充して、補充した薪代を請求する、という一般的な灯油販売と同じ考え方。

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薪棚は基本料金に組み込まれているのでお客様は購入やメンテナンスの必要なし。棚のメモリを基準に使用量を判断します。

 

長野では1家庭で1シーズンに使う薪の量は4㎥だそう。秋田の半分ですね。そして、使用する4㎥のうち、DLDから購入する薪は平均すると2㎥と、シーズン使用量の半分相当だそう。あとの半分は自分で薪活して集めているんでしょうね。

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このビジネスが成り立つ最小モデルは。

「1人の薪作りおじさんに対し、10㎞圏内に50人のお客様がいれば良い」ということらしく。

 

薪の使用量が倍である秋田においては、お客様の数は半分でも成り立つということですよね。

25軒のお客様を見つけたら、GOですね!

ウォーーー俄然やる気がみなぎる会長と事務局長!!!

 

とても収穫たくさんのDLD視察のあとは、マキコリメンバーの別荘へ〜。なんてことでしょう。長野に別荘を構える仲間がいるなんて。仕込まれたようですが、偶然です。

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てなわけで、長野まで行っても、鹿角のソウルフード「ホルモン」で乾杯。どこまでも鹿角愛で。笑

揺らめく薪ストーブの炎を堪能しながらすっかり休ませていただきました。

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旅1日目終了!

続きは後半で。

 

 

 

\大湯 黒森山わっしょい/

鹿角市(かづの市)役所農林課様より「正式に!」(ここ大事!!)鹿角市で植樹や管理をしている大湯の黒森山に位置する樹木園の、間伐材最終処分をご依頼いただきましたーー。

拍手ー!!!

 

鹿角市は市民に対する行政の理解が特段に深い。実感があります。

 

黒森山から出る間伐材およそ400本!、道路まで業者さんが搬出してくださったものを、マキコリメンバーが玉切りして各々の家に運ぶ(=最終処分)というありがたいありがたいご依頼。

 

9月~10月の早朝、マキコリで定番化してきた「朝活」にて、どんどん片付けて参りました。これを機に強力な新会員も増員し、ますますパワーアップしています。

 

ある日の様子をお届けしますね。

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現場はこんな感じ。

この日は私も初参戦。

(主婦の朝は特別に忙しいのです。完全に言い訳です。素直に、ごめんなさい。)

 

6人のメンバーが朝6時に集合!

業者さんの邪魔にならない時間に作業をしたいので、たった1時間、集中力を高めて、作業します。

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彼はこの山の中から「ナラ」を探して切ります。

集中して~~~

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はい、この笑顔。w

「やべ~~超いいにおいするぅ~~♡この匂いに囲まれたい~~~♡」

って、デレデレすぎます。よかったね。

 

 

続いてご紹介しますは、マキコリ新入生、かわいい前掛けが特徴の彼。

新築住宅での薪ストーブLIFEを決心し、MAKIKORIに入会するや否や速攻でチェンソーを(しかも、勧められるがままに、地元おなじみ角昌機械店さんで)購入し、本気で薪を集めています。

有言実行、心から尊敬します!

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朝日に向かって、気持ちよさそ~~~に鼻穴を広げて森の空気を吸い切らんばかりに深呼吸している顔は、可愛くて仕方ありません。(会長談w)

ご本人も「なんだか健康的になってきましたっ!!」と、とことん前向き発言をしてくれています。

この写真のころは原木を丁寧に直置きにし、恐る恐る切る格好だったのに、約2か月間、毎朝に近いくらい、朝活でチェンソーの練習を重ねているうちに、今は積まれた原木のバランスを感じながら、体を上手に使って玉切りができるほど、腕を上げています。

 

やっぱり「やる」がすべて。

 

 

続いてご紹介するのは、大学で教壇に立つ彼。

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装備万全、最高にかっこいいオレンジ林業スタイル!本当に画になるため、比較的多めに被写体にされがちです。

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こんな風に撮ってみたくなる。w

鹿角市新エネルギー利活用推進協議会で、委員長を務めておられます。マキコリ会長も委員として出席しており、とてもお世話になっている大先生なのですが。

 

この日の前日。

協議会終了後、マキコリ会長に駆け寄りモジモジ気味で「明日、朝活行きたいんですけど、いいですか? 実は全部車に積んで来たんすよー(テレ)」って…。

 

先生。

良いに決まってるじゃないですかーーーーーー!

という訳で、先生が行くならばと、カメラを持って私も参戦したのでした。(動機が不純)

 

作業していると、なんだか先生のソーチェンの切れ味が悪い様子。しばらくして姿が見えなくなった先生を……発見して

驚!!!

まるで森の妖精ではないの!!

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 森にとけ込み、マジで研ぐ妖精。

素敵。

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近づいてみました。間違いなく、マジです。

 

 

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こちらは「人に土地を案内するんすけど、境界の目印に刺すのにちょうどいい枝取ってるっす!」と、なにやら原始的な目印を自作するということらしい。

この後、枝の先を削ってとがらせるそうです。いつもコツコツ畑や山仕事に精を出す彼を本当に尊敬しています。

彼のおうちは薪ボイラーを採用していて、毎日薪を焚いているスペシャリスト!

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そしてこの日、一番感じたのは。

 

この方。会長なんですけど。

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チェンソー捌きが、ものすごく!かっこいい!

普段の彼とは生き物が違うんじゃないかと感じるほど、チェンソーワークが力強く、切り口の断面が美しく、早くて、木と踊るように仕事をするんですよね。

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そうだった。

私はこの人のこの仕事に憧れてチェンソーを使い始めたんだった。

と、作業をさぼって撮影に専念したら、思い出しました。

 

みんなに、もっと会長の仕事を見てほしいなーー!と思いました。

そして私も、やっぱり見て、覚えたいという欲求に駆られました!

 

 

マキコリが鹿角市から正式に間伐材の処分を頼まれて、400本という材を相手にどこまでやれるのかは、私にとっては未知でしたが、実際には業者さんも細い木は避けて出してくれたので、おそらく全体で半分の200本くらいだったのかな?と思いますが、毎朝1時間コツコツと作業を進めてくれた会員皆様のおかげで、10月いっぱいで作業を終了できそうです。

会長は400本でも11月中で作業を終えられる目論見だったそう。ほんとすごいわ。

 

マキコリの基地にも、美しい白樺の薪山ができました!

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鹿角市様、会員皆様、本当にありがとうございました。

 

最後に。

可愛い前掛けを突っ込む愛らしいお二人で。

題「ここに名前書いとけよ」

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(苦笑)

 







 

 

薪わり道場vol.3 大成功!大盛況!

R1.8.24 「薪わり道場&リバーサイドビアパーティ」を開催しました!

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今回は開催前にあまり積極的に宣伝をしませんでした。

というのも「今シーズンの薪集め終了を労う会員向けの感謝祭」の意味を込めたかったから。今年も本当に頑張りました。

 

今年の収量としては…商品としての薪は6.5間(ケン)。

体積にすると52㎥。重機や機械を使わない手仕事としては、もう限界まで頑張ったと思います。商品にならない部分(山分け分)も含めると、おそらくこの倍くらいの収量だと思います。今シーズンは商品にならない部分を作業参加メンバーで山分けするというスタイルで薪活を頑張ったので、実際の収量はわかりません。

 

この山分けスタイルのお陰で、今年は現場がみるみるきれいに片付きました。これからもこのスタイルを採用したいと思います。

 

薪が欲しい方は、マキコリ会員になって、自分のほしい分の薪を貯めるまで、頑張って作業に参加してください。結構すぐですよ。

 

そして、頑張った今シーズンの売り上げで薪割機を購入!

(薪わり機購入の話はこちら

あまりの嬉しさに、会長「よし、樽生ビールは俺のおごりだーーー!!!」と意気揚々。薪わり道場を、ビアパーティにしたのでした。

 

というわけで、大した宣伝もせず、鹿角市内各地で様々なビックイベントが催される中、薪割り道場は会員+αで粛々と開催する予定でした。

 

が。

 

ふたを開けれてみればなんと!総勢41名の方がいらしてくださいましたー///

 

今回ほど薪わり道場らしく運営できたことはないです。

薪わり台1台につき、1名の師範級メンバーが、薪割りが初めての参加者に手取り足取り、コツを伝授するという、もう、薪わり道場の王堂を行く恰好。

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13:00~15:00と長めに用意した薪わりタイムは、あっという間に過ぎてしまいました。薪割って、ほんと、楽しい。

見てるうちに、真似たくなるうちの子。笑

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チェンソー練習に来る方。

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最初は全く歯が立たなかったのに「師範の薪割りを憑依させたら割れましたー!!」と喜びの女子。

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メンズは黙々と割る。割る。割る。

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なかなか思い通りの場所に斧が下りないんですよねー。
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メンバーからトウモロコシや枝豆など新鮮野菜の差し入れもあり、皮むき作業もみんなで。

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薪わりの後は、激しく乾いた喉を潤すべく、乾杯!!

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マキコリシニア会員の皆様は、概ねここから参加していました。w

(うーーん自由。「飲み会から行くよ」という事務局への事前連絡は一切なし。w)

 

あれよあれよと、みんなで火起こしからBBQ。近くにいる人に、網奉行をお願いし、たくさん焼いていただきました。会費2,000円(会員は1,000円)の元は完全に取れたと思いますよ。そりゃ赤字覚悟の大感謝祭ですからー!!

 

MAKIKORIと言えば、プランクBBQ!

プランクという杉板に水を吸わせます。

②塩味をつけたブロック肉を、プランクに乗せて、炭の上へ。

ダッジオーブンをかぶせて、40分くらい待つ。とにかく、待つ。

④完成!!

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激ウマです。すみません。

 

とっても楽しく、19:00過ぎ、暗くなるまで楽しみました。

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小さい赤ちゃんから、80代のおじいちゃんまで、本当に幅広い世代のみなさんが同じ空間で楽しむ光景は、ダイバーシティそのものでした。バックグラウンドの全く違う人たちが「薪」という一つのキーワードで、こんなにも共感の輪を広げることができるんだなぁと、しみじみ、MAKIKORIのすごさを感じました。

 

この日、大湯では日下さんがUFOを呼んでいたり、ゲストハウスyuzakaではall yoursの試着販売会があったり、史跡大湯ストーンサークルでは縄文イベントが開催されたり、鹿角が沸いた一日でした。

 

楽しいことが多すぎて、分身したい、事務局長です。

 

薪割機を導入!

薪わり機を購入しました。

こだわりのポイントは純日本製!!

細部まで\\\All Japan////

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もう一つは、コンパクトボディもポイントです。持ち運びをするので、少し力ある男性なら一人で運搬できちゃう手軽さ!

貸し出しもするので、ここは大きなポイントです。あと馬力も。

 

購入先はもちろん、鹿角市花輪の角昌機械店さん。うん、みんなカッコいい。

一緒に働いてくれる従業員を募集しているそうですよ。

急げ!


本題に戻って。

 

薪わり道場なんて銘打って”手割り道を究めよう”と触れているくせに、薪割機かよ!と思ったそこのあなた。

 

ちゃんと、言い訳があります。

 

MAKIKORIでは、リンゴ園の木の伐採依頼も多いのですが、このリンゴ、薪割り師範級のメンバーをも泣かせる「強者」なのです。

 

師範でも1玉割るのに10分以上かかり、1つ割ったら20分の休憩を要するほど、全身の気力体力を奪い尽くすのです。

 

嘘じゃないです、割りに来てください。

 

リンゴの木は、何十年も大切に丁寧に手入れされ、たくさん鋏が入り、矯正されいるので、その分、グニャグニャと捻じれている上、ハサミが入った部分を治癒するために、凄まじい数のイボを持っています。節だらけで捻じれだらけで、しかも密度の高いリンゴ。もう、薪割り人泣かせ!!!

 

MAKIKORIの薪集積場所にも、どうにもできないリンゴちゃんが積まれていました。片づけなくてはーーー!!ってことで、今年の薪の収益から薪割機を購入しました。

 

薪割り機を導入するや否や、即、リンゴ制覇!!!!w

もう笑うしかないですね。

此奴、まじ、仕事できるな。

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マキコリ会員には、薪割機を格安でお貸ししています。

(1泊2日5,000円)安くないですか?w

働かせてみればわかります、この安さ。

 

皆様もマキコリ会員になって、薪づくり攻略しませんかー!